競馬の楽しみ方としては、
- 実際に生で馬を見る
- レースを観戦する
- 競馬場のグルメを楽しむ
一番の楽しみとしては、馬券を買う。
そして、馬券を当てることだと思います。

しかしながら、JRA(日本中央競馬会)が発売している馬券は種類が多いので、よくわからないという人も多いと思います。
ボクの場合、はじめて競馬場へ行った時は、競馬に詳しい知人に聞きながら、単勝馬券を購入した記憶があります。

競馬場では、ビギナーズセミナーが開催されたり、
今日のお仕事
まずは10時から新潟競馬場でビギナーズセミナー
今日新潟競馬場に来るビギナーの皆さま!
関田が講師となって一緒に馬券の買い方教えます!とはいえ関田が講師ビギナー。
みなさまと楽しく学びたいと思っております!
お待ちしてまーす!#新潟競馬場 pic.twitter.com/7EpjCprHcQ— 関田将人 (@penpals0527) August 18, 2017
冊子などで、馬券の種類や購入の仕方を知ることができますが、

1人で初めて競馬場や場外馬券売り場(WINS)へ足を運ぶとなると、どの馬券を買えばいいのかわからないと思います。
また、馬券も比較的当てやすい単勝や複勝から、当てることが難しい3連単、「これってどういう意味?なぜこの名前?」というワイド馬券もあるように、当てやすい・当てにくい、など、それぞれ特徴もあります。
ここでは、JRAが2020年現在で発売している馬券の種類を、わかりやすく紹介、解説していきます。
Contents
馬券の種類は、JRAが発売しているもので、全部で10種類ある。
2020年現在、JRAが発売されている馬券は、10種類あります。
馬券の種類を当てやすい順から順に紹介します。

①複勝(ふくしょう)
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②単勝(たんしょう)
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③ワイド
④枠連
⑤馬連(うまれん)
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⑥馬単(うまたん)
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⑦3連複(さんれんぷく)
⑧3連単(さんれんたん)

⑨WIN 5(ウインファイブ)

⑩応援馬券(おうえんばけん)

当てやすい馬券は配当が低く、当てにくい馬券は配当が高い。
この10種類の馬券の中で、比較的当てやすいのが複勝・単勝で、③のワイド以降は、数字の順に配当が高くなる(払い戻しの金額が大きくなる)と考えていただいていいです。
配当が高くなる分、3連複、3連単は当てにくい馬券といえ、高度なテクニックが必要になります。
WIN5になると、数千万円、場合によっては、1億超えの配当も出るので、当てるのがかなり難しい馬券と言えます。
WIN5は4億3000万円 史上2番目の高額配当https://t.co/r2MAGxC2Az
日本中央競馬会(JRA)の5重勝単勝式馬券「WIN5」の2日の払戻金は4億3390万7040円だった。
的中は1票で、昨年2月24日の4億7180万9030円に次ぐ、WIN5史上2番目の高額配当。— 産経ニュース (@Sankei_news) February 2, 2020
馬券における「単」と「複」の違いも解説。
馬券における「単」の意味。単の場合は、着順をしっかり当てる必要がある。
馬券購入に慣れている人であれば「単」だの「複」だのという言葉が効き慣れていますが、競馬初心者の方には耳慣れない言葉だと思うので、まずは、ここの解説からしていきます。
単勝や馬単、3連単のように「単」がつく馬券は、その馬の着順を当てる必要があります。
単勝であれば、選んだ馬が1着にならなければ馬券は当たりませんし、
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馬単であれば、1着と2着をしっかり当てる必要があります。
例えば、このような馬単の場合、1着が9番、2着が6番でないと、馬券は当たりません。
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また、3連単の場合は、1着、2着、3着全ての着順の馬を当てなければなりません。
馬券における「複」の意味。着内に入っていれば順番は問わない。
複勝や枠連や馬連、3連複などの馬券が当てはまります。
枠連、馬連に「複」の漢字は入っていませんが、それぞれ枠連複式、馬連複式の略語であり、「複」の意味を持っています。
「複」が付く馬券の場合、選んだ馬の入着順は、順不同でOKです。
この馬連の馬券では、2番と6番を選んでいますが、
選んだ2番と6番は、1着、2着に来る必要こそありますが、入着順は、1着でも2着でもどちらでもよいのです。
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着順が1着が6番、2着が9番でも、1着が9番、2着が6番でも、どちらでも良いのです。
「単」の場合は、着順通りでなければ馬券は当たりません。
しかし、「複」の場合は、着順は順不同なので、「複」の馬券の方が「単」の馬券より当てやすい馬券と言えます。
ただし、当てやすい分、配当(オッズ)は、「単」より低くなります。
馬券の種類を、それぞれ図解入りで、わかりやすく解説します。
JRAが発売する馬券には、簡単に的中できそうな馬券もあれば、的中させるには、それなりの工夫や高度なテクニックが必要となる馬券もあります。
馬券を購入する人は、それぞれ独自のロジック(競馬理論)を用いて馬券を購入するわけですが、その購入方法は千差万別で、確実に当てたいので、当たりやすい馬券を選ぶ人もいれば、1着を選ぶのが好きな人もいて、高い配当狙いで馬券を購入する人いれば、億万長者を目指してWIN5を購入する人もいます。
JRAでは多くの競馬ファンのニーズに応えられるように、馬券を数種類用意し、馬券購入者は、それぞれ自分に合った券種を購入するわけです。
それでは、ここからは、馬券の種類ごとに、解説をしていきます。

応援馬券を除く8種類の馬券
を紹介していきます。
また、先ほど紹介した順番と
は若干異なる順番で解説しま
すので、ご了承ください。
単勝。1着を当てるという最もシンプルな馬券。
初めて馬券を購入した時、ボクのように、ほとんどの人が、この単勝馬券を購入したのではないでしょうか。
と言える馬券です。
この単勝は、正式には「単勝単式」の馬券と言いますが(ただし、この名称はほとんど使用しません)、
1頭の馬を選んで、その馬が1着になった時に「当たり」となる馬券です。

非常にシンプルな馬券で、1着にくるであろう馬を予想する最も基本的な馬券です。
1着に来る馬を選びたい、レースに勝つ馬を選びたいという方にオススメの馬券です。
配当面では、過去5年間(2015年3月22日~2020年3月15日の期間における17,281レースを対象)における単勝配当の平均値は、10.27倍でした。
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引用先:TARGET Frontier JV様からのデータを集計した数値です。
ただ、あくまでこれは平均の数値で、一般的に単勝の配当は、10倍以下になるケースが多いと思います。
100円賭けて、単勝が当たったら300円(3倍)とか600円(6倍)とか戻ってくるイメージです。
ちなみに、ボクの知人で、「男なら2着や3着はいらない。オンリーワンのナンバーワンを目指せ。だから1着でいい。男は黙って単勝馬券。」と言って、単勝馬券しか買わない人もいます。
複勝。馬券の中で一番当てやすい馬券。
複勝馬券は、①の単勝以上に、当てやすい馬券です。
1頭の馬を選んで、その馬が1着、2着、3着までに入着すれば「当たり」となります。

選んだ馬が1着から3着の中に入っていれば、1着でも2着でも3着でも構いません。
どの着順でも払い戻しの金額は同額です。
当てやすい馬券ではありますが、その反面、配当は低いです。
単勝と同じ過去5年間のデータを採用し、比較してみると、複勝馬券の平均配当は、3.45倍でした。
単勝馬券の約3分の1の配当ということです。
しかも、人気が集まっている馬の複勝馬券の場合は、
1.1倍から2.8倍というのがほとんどです。
つまり、人気が集まっている馬の複勝馬券を買い、3着に入って「複勝馬券当たった!」と喜んでも
1.3倍しか配当が付かなかったというケースはよくあります。
つまり、1,000円分の複勝馬券を買っていたら、1,300円の払い戻ししかないということです。
そのため、馬券を当てたい!という方にはオススメの馬券ですが、馬券で儲けたい!という方には、それ相応の購入金額が必要になる馬券です。

栃木の山奥出身の貧乏人で、高卒でたいした資格もない、競馬しか取り柄がないハンデだらけの僕だけどこれだけはわかる。
今日のヴィクトリーはみんなのおかげです!本当にありがとう。 pic.twitter.com/2dMuXAsPBF— 競馬の大根おろし (@daikonnorosi710) December 22, 2019
7頭以下のレースの場合、複勝馬券は、2着までが的中となります。(3着だとハズレです。)

枠連。昭和の時代は幅広く支持された馬券。
出走馬の枠の組み合わせで馬券を購入する馬券が枠連です。
9頭以上の馬が出走するレースの場合、各馬を1枠から8枠まで、8個の枠の中にそれぞれ当てはめます。

同じ枠の中に2頭以上(最大3頭)入ることもあります。
この1枠から8枠までの、8つの枠の中から、1着・2着に来る枠の組み合わせを選び(1枠と3枠など)、選んだ枠の組み合わせに入った馬が1着、2着になった場合、「当たり」となる馬券です。

選んだ枠に入った馬が1着、2着に入着すると、配当が得られます。
入着の順番は問いません。図の例だと、1着が2枠、2着が6枠でも馬券は当たりとなります。
ちなみに、枠は必ずしも別の枠である必要はなく、「5枠と5枠」という馬券の買い方もできます。
<あるレースの出馬表>

※四角の白抜き数字で囲っているところが枠番の数字を表しています。
上の出馬表において、9番のアブソルティスモと、10番のラウダシオンが1着・2着になると思ったら、「5-5」という枠連馬券も買うことができます。
(ただし、このような馬券を買う場合は、通常、後述する馬連馬券「9番-10番」を買うことが一般的です。)
この枠連馬券のメリットは、
選んだ枠に入っている馬であれば、どの馬でもいい。
ということです。
例えば、2枠と6枠で当たりとなれば、2枠は、3番のエグレムニでも、4番のセイウンパワフルでも、どちらでも良いのです。
そのため、「枠連あるある」なのは、狙っていた馬と同じ枠の違う馬が1着・2着に入って馬券が当たったという展開です。

この枠連馬券は、80年代以前は多くの人に支持された馬券ですが、90年代に入り、馬連、3連複が導入され、さらに2000年代に入って、3連単が導入されてからは、売り上げが大きく落ち、現在では馬券の売り上げ全体のわずか3%ほどしか売れていない馬券です。(日本中央競馬会 平成30年事業年度 事業計画書より)
ただ、8つの枠の中から組み合わせを選ぶので、馬券の中では比較的当てやすい馬券と言えます。

「ワクワク探検隊!」とか言いながら、枠連馬券ばかり買っていましたw
ワイド。「みんなのKEIBA」でDAIGOさんが買う馬券。
選んだ2頭の馬が3着以上に入着したら、「当たり」となる馬券です。

フジテレビ「みんなのKEIBA」でDAIGOさんが、買っている馬券です。
今日はローズステークス!
DAIGOのワイド!
完全的中!
嬉しい〜!
ダノンファンタジー強かった。最後の最後で差し切った!
ビーチサンバも粘って2着。
ウィクトーリアも僅差の3着。
秋華賞も楽しみになった!
酒主アナも馬単当ててた笑 pic.twitter.com/ModiH5hd1g
— DAIGO (@Daigo19780408) September 15, 2019
聞きなれない単語で、イメージも沸きづらいと思いますが、簡単に言うと、複勝2点買いで2頭とも3着以内に入ったら配当が得られる馬券と捉えてもよいでしょう。
組み合わせが【1着・2着】でも、【2着・3着】でも、【1着・3着】でも、この3パターンに選んだ2頭が入っていれば、当たりです。
後述する馬連や馬単と違い、3着までが対象となっているため、その分、当てやすい馬券と言えます。
ただ、その分、配当は低くなりやすいです。
このあと説明する馬連の配当の4割から5割程度の配当になります。
馬券の売り上げシェア的には、8%ほどですが、SNSを見ていると、意外と購入している人が多いという印象があります。
#金鯱賞
◎サートゥルナーリア
昨年の皐月賞馬。3歳馬ながらに有馬記念で2着にも好走しており、このメンバーなら58キロでも負けられない。左回り不安説はあるが、G1の舞台で騎手もテン乗りだったので、今回は相性のいいルメール騎手が乗るなら不安もない。
🎟ワイド 6→3.4.8.9 pic.twitter.com/pcDbrxHGBz— 競馬好き会社員 (@UmaShain) March 14, 2020
わーい😃
ワイド万馬券取れた‼️
ショックな事あったけど少しは晴れた(笑)#競馬#ワイド#ワイド万馬券 pic.twitter.com/Ju1AmvqtW6— のぶ@高梨優菜❤一番大切な存在🐼 (@nobufirstbore) December 7, 2019
中山競馬1R
穴⑪エリーウェイからワイドきた!! pic.twitter.com/v7osdXmwRH— こちクズ (@kochikuzu) March 14, 2020
馬連。この買い方でないとダメという競馬ユーザーも多い馬券。
選んだ2頭の馬が、1着、2着に入着すると、「当たり」となる馬券です。

仕組みは、枠連と同じですが、こちらは枠番ではなく馬番で馬を選択します。
2頭の馬の着順は問わない馬券なので、どちらが1着でも当たりとなります。
平成3年に導入された馬券で、ベテランユーザーで愛用している人も多く、「馬券を買う時は馬連でないとダメ」という人もボクの知人でいます。
直近5年間の平均配当は、57.8倍ですが、上位人気の馬が1着または2着に入ると、15倍~30倍の配当が目安かなと思います。
馬単。決め打ちできれば、配当妙味のある馬券。
選んだ2頭の馬が1着、2着に入着して、「当たり」となる馬券です。
ここまでは馬連と同様ですが、馬単の場合は、着順までしっかり当てないと配当が得られないということです。

1着と2着の順番が逆だと、ハズレ馬券となります。間違えないように注意しましょう。
直近5年間の平均配当は、114.24倍となっており、配当のイメージ的には、馬連の2倍前後と考えてください。
馬連の場合は、自分が狙った馬が1着・2着、どちらでもOKですが、馬単の場合は、1着・2着をしっかり決め打ちしなければいけません。
そのため、「この馬は1着になる」と自信の持った1頭がいる場合に、有用な馬券と言えます。

3連複。買い方次第では、効率的に稼げる魅力的な馬券。
選んだ3頭の馬全てが、3着以内に入着したら、「当たり」となる馬券です。

馬連の3頭バージョンと考えてもいいでしょう。3着までに入っていれば、着順は問いません。
配当に関しては、3着に入った3頭が人気のある馬の場合は、10倍とか20倍程度で安い配当になりますが、人気のない馬が1頭以上入ると100倍や200倍など魅力的な配当になります。
ちなみに、直近5年間の平均配当は、228.3倍でした。
買い方次第では、少額で効率的に稼げる魅力的な馬券
と言えます。
例えば、3頭の中に1頭、人気のない馬を入れることによって、比較的少ない購入金額でも配当に妙味が出ることがあります。
反面、人気のある馬同士で、1着、2着、3着となると、非常に安い配当になります。

3連単。10万円以上の払い戻しも頻繁な売り上げシェア・ナンバー1の馬券。
JRAで、もっとも売上の大きい馬券が、この3連単です。
選んだ3頭の馬が、1着、2着、3着の着順通りに入ったら、「当たり」となる馬券です。

全ての着順をぴったり当てて初めて配当が得られる馬券で、3頭全てが3着以内に入っても、着順が違うとハズレ馬券になります。
(3連複馬券なら当たりですが、3連単馬券だとハズレになります。)
当てる確率は、今回紹介する(WIN5を除く)8つの馬券の中で一番低いですが、その分、払い戻しの金額も高額になりやすく、10万円超えの配当も頻繁にお目見えし、現在は、売り上げシェアが3割以上と一番高い馬券です。
ちなみに、過去5年間の平均配当は、1,428.5倍となっており、100円購入の場合、14万2850円となります。
今回使用している過去5年間(2015年3月22日~2020年3月15日の期間における17,281レースを対象)では、4,036レースにおいて配当1000倍超え(100円馬券で10万円超え)が出現しており、その確率は、23.3%にも上ります。
もちろん、この「以上」には、20万円、30万円、中には100万円というレースもあります。
4回に1回、10万円超えの配当になる馬券というのは魅力的ですよね。
ただし、しっかりと着順通りに1着、2着、3着の馬を選ばなければいけないので、繰り返しになりますが、今回紹介する(WIN5を除く)馬券の中では、一番当てるのが難しい馬券です。
初心者にオススメの馬券種類は、単勝馬券。次点は馬連。
今回、解説した馬券の中で、初心者の方にオススメの馬券は単勝です。
1頭選ぶだけなので、単勝人気でいえば、1番人気から6番人気までの馬を抑えれば、それなりに当たる確率は高いです。
当てたいからといって、3頭も4頭も選んではいけませんが、どうしても「どちらか選ぶので迷う」という場合は、2頭選ぶというでも良いでしょう。
また、1頭だけ選ぶと、レースを見る時、応援しやすいのがいいです。
レース発走のゲートが開いて、その馬だけをずっと目で追って、ゴールに近づくにつれ、前の方にいると、本当に興奮しますよ!(1着になればなおさら! 🙂 )
その次は、馬連です。
なぜ馬連かというと、馬連は【馬券の基本】と言えるからです。
2頭以上を対象とする馬券はすべて馬連がベースになっています。そのため、まずは馬連で感覚を掴んで、その後に、馬単、3連複、3連単などの馬券に応用して、自分に合う馬券を買うというのも一つの方法です。
馬券の種類まとめ。
JRAが発売する、馬券の種類をご理解いただけましたでしょうか?
たくさんの種類がありますが、ここではWIN5と応援馬券以外の馬券について、まとめてみます。
- 単勝・・・1着を当てる
- 複勝・・・3着までに入る馬を当てる
- 枠連・・・2着までに入る2つの枠番号を当てる
- ワイド・3着までに入る2頭を当てる
- 馬連・・・2着までに入る2つの馬番号を当てる
- 馬単・・・1着と2着の馬を当てる
- 3連複・3着までに入る3頭を当てる
- 3連単・1着、2着、3着を着順通りに当てる
馬券の種類は多いので、最初は戸惑うかもしれませんが、「習うより慣れろ」で少額からでも馬券を購入することで、自然と馬券の種類の特徴が理解できることになるでしょう。
そして、馬券を購入するうちに、自分の馬券スタイルも出来上がり、楽しい競馬ライフが遅れるといいですよね。