競馬で儲けるためには、うまく馬券を買うことが大切です。
馬券には様々な種類がありますが、単勝や複勝を除く、いずれの馬券も、2頭、もしくは3頭の馬を絡めて馬券を購入することになります。
2頭や3頭の馬を絡める馬券種のことを「複合馬券」といいます。
単勝や複勝馬券を購入する際に用いられるのは、【緑のマークシート】でひとつひとつ買い目と金額をチェックして購入するでしょう。
しかし、複合馬券は出走頭数に対して、組み合わせ数が膨大になるため、よほど小数点で購入しない限りは、緑のマークシートを記入するだけでも時間がかかるものです。
そこで、【赤のマークシート】が出番となるのです。

赤のマークシートは「ボックス」「フォーメーション」という購入方法で馬券を購入することができます。
しかしながら、「ボックス、フォーメーションって何?」って思われる方もいるかもしれません。
赤のマークシートにも、ざっくりとボックス、フォーメーションの説明が記載されていますが、私自身がそうであったように正直よくわからなかったです。
ここでは、初心者向けにボックス馬券やフォーメーション馬券がどういった買い方であるのかを、より詳しく説明していきたいと思います。

Contents
ボックス馬券、フォーメーション馬券について、わかりやすく解説します。
結論から言うと、ボックス馬券もフォーメーション馬券も、チェックした組み合わせをまとめて購入する買い方となります。
この買い方のメリットとしては、組み合わせ数がいくら増えたとしても一枚のマークシートで購入できます。
スマホでの操作も同様です。
購入したい馬をチェックするだけでまとめて購入できるため、レース締切間近になっても慌てることなく、最小限の記入のみで購入したい組み合わせを購入できるのが最大の特徴で、時間の削減に大いに役に立つのです。
では実際に、「ボックス馬券」「フォーメーション馬券」について詳しく説明していきましょう。
ボックス馬券は、選択した馬の全ての組み合わせを購入する買い方。
ボックス馬券とは、選択した馬の全ての組み合わせを購入する方法です。
馬連のボックス買い
例えば、馬連の券種において
- 2番
- 4番
- 6番
- 8番
と、4頭の組み合わせをボックスで購入するとします。




その場合の組み合わせは、
- ②-④
- ②-⑥
- ②-⑧
- ④-⑥
- ④-⑧
- ⑥-⑧
と、6つの組み合わせが存在し、その全ての券種を一度に購入することができます。
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馬連の場合は、1着・2着の順番は問いません。
一番上の「2-4」だと、
【1着】②番・【2着】④番でも
【1着】④番・【2着】②番でも当たりとなります。
[/st-mybox]
馬単のボックス買い
馬単の場合は、馬連の数字順を入れ替えた組み合わせも全て購入するため(左側が1着、右側が2着)
- ②-④
- ②-⑥
- ②-⑧
- ④-⑥
- ④-⑧
- ⑥-⑧
にプラスして、
- ④⇒②
- ⑥⇒②
- ⑧⇒②
- ⑥⇒④
- ⑧⇒④
- ⑧⇒⑥
がプラスされて、12通りの組み合わせをまとめて購入することができます。
3連複のボックス買い
3連複で同様に、2番・4番・6番・8番の4頭のボックス馬券を購入した場合は、




- ②-④-⑥
- ②-④-⑧
- ②-⑥-⑧
- ④-⑥-⑧
と、4つの組み合わせを購入することになります。
3連単のボックス買い
3連単で、2番・4番・6番の3頭をボックス馬券で購入する場合は、



3連単でA.B.Cの3つの馬をボックスで購入する際は(左から1着、2着、3着を表します。)
- ②⇒④⇒⑥
- ④⇒②⇒⑥
- ⑥⇒②⇒④
- ②⇒⑥⇒④
- ④⇒⑥⇒②
- ⑥⇒④⇒②
の、6通りの馬券を購入することになります。
ボックスの組み合わせ数は、赤のマークシートに早見表が記されているので一目瞭然なのですが、以下の表のようになります。
[table “88” not found /]フォーメーション馬券は、着順を予想し、着順ごとに馬番号を入力する買い方。
フォーメーション馬券とは、1着・2着、または1着・2着・3着の着順を予想し、着順ごとに来るであろう馬番号を入力して購入する方法です。
例えば、
【1着】は、7番
【2着】には、1番と3番
【3着】には、1番と3番と5番と6番 が来ると予想します。
(5番と6番は、きても3着までだなという感じです。)
このパターンで、馬券を購入する場合、
- ⑦⇒①⇒③
- ⑦⇒①⇒⑤
- ⑦⇒①⇒⑥
- ⑦⇒③⇒①
- ⑦⇒③⇒⑤
- ⑦⇒③⇒⑥
この場合の組み合わせは6点となります。
フォーメーションの組み合わせ計算に関しては、こちらのサイトから確認できます。
ご自分の予算と買いたい頭数のバランスをとりながら、馬券の点数を調整できるのが魅力です。
フォーメーション馬券は、まとめて購入する券種であるという意味で、ボックスと変わりはないのですが、着順ごとに購入したい馬を絞ることで、組み合わせ数を厳選することができるのです。
ちなみに、3連単で、
1番も・3番も・5番も・6番も・7番も入れたい!
と、ボックス買いした場合は、60点となり、10倍の点数になります。
(↑のフォーメーションだと、600円ですむところ、6,000円になります。1点100円の場合。)
着順まで予想できるのであれば、ボックス馬券よりも、フォーメーション馬券のほうが組み合わせ数を厳選させられるので、購入金額を抑えることができるのです。
ボックス馬券、フォーメーション馬券のデメリット2つ。
ボックス馬券なり、フォーメーション馬券なり、マークシートでいえば、【赤のマークシート】を活用することで、簡単に購入したい組み合わせを購入することができるようになります。
このため、多点買いをされる方にとっては、非常にありがたいツールであることは間違いありません。
しかし、赤のマークシートも完璧な券種ではないことも知っていただきたいです。
赤のマークシートにおけるデメリットを2点ほど紹介します。
同一金額でしか購入することができない。
馬券購入者の中には、買い目ごとに購入金額を変更したいという方もいるでしょう。
例えば、以下の3連複ボックス馬券でいえば、
- ②-④-⑥
- ②-④-⑧
- ②-⑥-⑧
- ④-⑥-⑧
②ー④-⑥は、100円でいいけど、
②ー④-⑧は、500円賭けたいという場合です。
馬券購入金額を組み合わせ事に変えることで、オッズごとの旨味を調整することができるのですが、【赤のマークシート】では、同一金額でしか購入することができません。(スマホでも同様です。)
ボックス馬券も、フォーメーション馬券も、購入金額は全て同一にしないといけません。
100円に設定したなら全てが100円、1000円に設定したなら全て1000円で購入することになります。
買い目ごとに金額を変えたいのであれば、一つ一つの買い目を入力して設定しなければならないのです。
競馬場で買う場合は、【緑のマークシート】に一つ一つ記入する、もしくは緑のマークシートを足して購入する必要があり、緑のマークシートを使わざるを得ないのです。
記入間違えで予定以上の出費になる可能性もある。
あらかじめ注意をしていれば、そこまで支障はないのですが、例えば、購入の締め切り間近で焦る時に起きやすいのが、記入間違いです。
スマホ投票の場合は、購入操作ですね。
競馬場やウインズで購入する場合、組み合わせ数をイマイチ把握しないままに、おつりが出る前提で、券売機に赤のマークシートと1万円札を入れたら、思った以上に多くの組み合わせを購入しているときがあります。

例えば、3連単のボックス馬券でいえば、
4点で24点、1点100円分購入なら2,400円ですが、
5点マークしていて60点、6,000円分購入し、
1万円を投入して、7,600円のお釣りがくるつもりが4,000円しかないという場合もあります。
その場合は、すみやかに券売機裏にいる従業員の方に申告しましょう。
ボックス、フォーメーションは、どのようなときに使う?それぞれの馬券の特徴。
ここからはボックス馬券、フォーメーション馬券を、どのようなときに使っていくかを紹介します。
ボックス馬券とフォーメーション馬券を比較する際、
- 幅広く買い目を増やすことで、的中率を上げられるのはボックス
- 買い目を絞って効率的に当てようとするのは、フォーメーション
一般的には、このような形でボックス馬券とフォーメーション馬券を使い分けることが多いようです。
軸馬がしっかりと読めるときは、フォーメーション馬券が効果的。
レースの出馬を見て、一頭でも馬券に絡む馬が予想できる馬がいる場合、
すなわち【軸馬】がハッキリしている場合は、フォーメーション馬券での購入がオススメです。
フォーメーションは、軸馬さえしっかりと読むことができれば、ボックスよりも組み合わせ数を抑えることができる上に、一点当たりの投資金額も増やすことができます。
一日のレースを見ると、1番人気で1倍台に支持を集めている馬は、間違いなく出馬の中でも、能力がひとつ抜けている存在です。
そのような馬は、高確率で馬券に絡みやすいため、軸馬に最適ですね。
このようなレースの場合は、フォーメーション馬券が非常に効率的です。
軸馬が全く読めないときは、ボックス馬券が効果的。
逆に、軸馬が全く読めないレースも存在します。
そのようなレースの特徴としては、出走馬全ての能力が似たり寄ったりであったり、人気馬に何かしらの不安要素を抱えている場合です。
このようなレースにおいては、単勝オッズが如実に反映されています。
1番人気でも単勝オッズが、4倍や5倍の場合は、馬券購入者の支持が割れているということになります。
そのようなレースは、どの馬も軸にしづらいのが正直なところです。
そもそも軸馬を決めるメリットは、買い目を抑えることができる点にありますが、軸馬が飛んでしまったら、いくら相手が馬券内に絡んでも馬券は紙くずとなってしまいます。
このような軸馬がはっきりと定まらないレースにおいては、ボックス買いが真価を発揮します。
選択した馬の組み合わせを全て購入できるボックス馬券は、軸馬が読めないレースにおいて非常に頼りになる買い方なのです。
しかしながら馬を選択しすぎるとその分出費がかさみ、また、トリガミになる可能性もあるので気を付けてくださいね。
ボックス馬券とフォーメーション馬券の解説まとめ
いかがでしたでしょうか。
馬券初心者の人にとっては、ボックス馬券も、フォーメーション馬券も全く馴染みがない買い方で、手を出すのに勇気がいるかもしれません。
しかし、一度でもボックス馬券やフォーメーション馬券に触れておくと、その使い勝手の良さに気づくでしょう。
ボックス馬券とフォーメーション馬券はレースと出走馬に応じても使い分けが必要です。
うまく使い分けることで的中率や払戻を大幅に増やすことができます。
買っていく中で、自分に合った点数というのも見えてくるでしょう。
ボックスやフォーメーションに興味のある方は、小額でも購入してみるというのは、いかがでしょうか。
お読みいただきまして、ありがとうございました。