本日の昼休み、
もふ社長のこのような動画を見て、勉強していました。
リスクとリターンについての考察についてです。
この動画では、
株式投資のリスク(株価下落、会社倒産)や転職のリスク(仕事についていけない、給料の低下、ブラック企業等)とリターン(株価上昇、配当、やりがいのある仕事、給料アップ等)についてわかりやすく説明されていましたが、改めて、リスクとリターンの関係について、考える必要があると感じたところです。
不動産投資でも株式投資でも金融商品でもFXでもビジネスでも、そして、競馬でも一番望ましいのは、いかにリスクを少なくして、大きいリターンを取っていくかということだと思います。
競馬で馬券勝負するのは、そもそもリスクとリターンのバランスが取れないだろうという考えもあるでしょう。
リスク < リターン の関係ではなく、
システム的には、
リスク > リターン が、競馬の場合、一般的であると。
競馬での勝ち組は競馬人口の5%しかいないという説もあり(個人的には信ぴょう性の高い説と考えていますが)、もし、それが本当なら
95%の参加者が、リスク > リターンになってしまうわけです。
それは、やはり、馬券購入についての設定払戻率(100-控除率)というのが大きく影響します。
・単勝、複勝馬券の控除率は、20%。
・枠連、馬連、ワイド馬券の控除率は、22.55%。
・馬単、3連複馬券のの控除率は、55%。
・3連単馬券の控除率は、27.5%。
・WIN5の控除率は、30%。
(JRAホームページより)
つまり、競馬における払戻率が70%~80%なので、勝負回数が多ければ多いほど、この払戻率に収束していくという「大数の法則」に近づく結果となるわけです。普通に馬券勝負をした場合。
普通に馬券勝負するというと抽象的ですが、例えば、毎週馬券を購入している人なら、
① 的中率10%~20%くらいの成績で多くのレースに参加する人。(例えば、1日に7レース以上参加)
② 1レースに数万円以上の高額な勝負をし、高額勝負をしたときに限って馬券を外すことが多い人。(高額勝負のハズレが馬券収支の影響をモロに受ける人)
③ トリガミ(馬券購入金額 > 的中時の払戻金額)が多い人。
以上のような方を想定しており、まさに、私もそのタイプなのですが、馬券勝負でそれぞれの結果の方、
ア)馬券で時折、大きい当たり(高額配当)を当てている人。
イ)コンスタントに馬券勝負しつつも、地道に勝っていて、年間ベースで儲けを出している人。
ウ)毎週勝ったり負けたりを繰り返していて、馬券の的中率は20%~30%前後。収支はトントンで、プラマイゼロな感じの人。
エ)毎週馬券を購入して、たまに当たって喜ぶけど、午後4時を過ぎると負けて悲しい思いをすることが多い人。
オ)馬券を買っても、ほとんど当たらない人。
このア)からオ)の人たちを中心に、馬券を買っている人たちの成績をかき集めると、馬券の設定払戻率に収束するという理論が「大数の法則」なわけですが(恥ずかしい話、今年の私の場合は、この数値より下回っているわけですが)、
競馬というシステム自体は、明らかに、
リスク > リターン のシステムです。
競馬は、ゼロサムゲームではなく、マイナスサムゲーム。
競馬は、ゼロサムゲームではなく、マイナスサムゲームであり、FXのようなゼロサムゲームだと、儲ける人と損をする人の総和がゼロベースであるのに対し(ここでは手数料などは考慮しないこととします)、競馬の場合は、馬券購入者全員が投じたお金の総額を100とすると、まず胴元であるJRAが、あらかじめ20%~30%を抜いた上で参加者に分配するため(70%~80%の金額を参加者に分配するため)、分配額は参加者全員が投じた100よりもマイナスになるゲームです。
つまり、競馬をやる、馬券勝負をするということは、馬券購入者にとって、あらかじめ不利な状況に置かれている中で勝負をしているということです。
自分の持ち金がだんだん、だんだん無くなっていく勝負なのです。中には、ケイタさんのように一気に2,890万円も負ける人もいますが(男気あります)、
長くやればやるほど、多くのレースを勝負すればするほど、競馬というのは、マイナスを積み上げるゲームなのです。それは今年に入ってから、本当に痛感しています。
まぁ、そんなことはわかっているよ、という方が、おそらくこのブログをご覧いただいていると思うのですが、この不利な状況から脱却するためには、リスクを少なくして、リターンを大きくする、すなわち、馬券を当てた時のリターン、払戻額を増やしていくということが勝つために必要になるわけです。
競馬のリスクは、お金だけではない。
競馬におけるリスクとは、もちろん、馬券の購入金額のこと。
あとは、失われた時間ということもあるかもしれません。1レースに7時間予想に時間をかけたけど、外れた。この場合、そのためにかけた時間もリスクと言えるかもしれません。(反面、いや、それぐらいの時間を費やさないと、競馬では勝てない。というご意見もあると思います。それは否定しません。)
競馬新聞をただ広げて、それを眺めて、考えて週末を過ごす生活。
それが本当に、自分にとって、いい生活なのか?
自分の今後のためにもいいのか?
これまでの自分の生活を振り返って、また、これからの自分を長期的視点で考えて、競馬との向き合い方はどうなのか?
これまでに失われた金額もそうだけど、そうではない部分でもリスクはないのか?などと、考えることもまたいいと思っています。(通常、競馬の予想作業などに費やす時間を自己投資に充てたり、他の時間に充てた方が有効ではないのかという発想のもとの発言です)、
いずれにしても、競馬におけるリスクを考え、リスク < リターン の関係を構築したいものです。
競馬で勝つために、「損小利大」を目指せ!
リスク、リターンの考えを、ただ漢字4文字に置き換えただけですが、やはり、目指すところは損小利大です。
損小利大。
極力少ない投資金額で、それでいて、好配当も狙える買い目を持っている。
今の自分が思うところは、3連複でリスクヘッジを図りつつ、3連単で好配当を狙う。
というもの。
もちろん、的中したときは利益が出るようにしなければならない。とはいえ、トリガミというのは避けて通れないし、できるだけ資金を回収できるようにして、好配当が来た時は、しっかり押さえていたら良い。
仮に、1着・2着・3着のうちに1頭人気薄の馬が突っ込んできても、きちんと網を仕掛けていて、馬券を的中させる。
例えば、日曜日のローズステークスで3着に入った4番ラチュロス。この馬は、単勝13番人気だったが、こういう馬が飛び込んできても、馬券が的中できるように、しっかりと網を張る。
人気薄の馬は、狙って獲れるものではないと自分では思うが、そういう馬が仮に来たとしても、しっかり拾えるような馬券の網は狙っていきたい。
3連複馬券で、的中率の確保と投資額の回収を図り、
3連単馬券で、回収率の向上を図る。
一つでも多く馬券を当て、たまにしか来ない大物(10万円以上の高配当)が来たときは、しっかり拾えている。
それがnagaoスタイルであると言えるように、頑張る。
と、いつぞやの私の馬券ノートに書いてあるわけなのですが(2018年9月18日)、
そのための方法論は、絶賛模索中。引き続きどの方法がベストか、考えていきます。