どうも。Saru(サル)です。

リストラに関するニュースが話題を呼ぶ昨今、
リストラ数は6年ぶりに1万人超え。業績好調でも早期退職者を募集する理由 https://t.co/Her69mf9ZY
— Witt[ウィット]話題のニュースのコメントまとめ (@witt_news) November 11, 2019
今日は、ボクをはじめとした40代のオジサンが(いや、オジサンでなくても)、もし、今の仕事をリストラされて辞めることになり、その後、競馬だけで生活しようとして、できそうかどうかを考えてみたいと思う。
まず前提として、仮に自分の馬券回収率が100%を超えるものとする。
その上での話。馬券回収率が100%を超えないとそもそも生活できないわけだけど、ここは仮に馬券回収率が160%くらいあったものとして、

ボクなりの馬券生活者になることのメリットとデメリットを考えてみる。
仮にリストラされたとしても、「いいよ、俺、競馬があるから。」と言えるくらいのことをやってみたいものだが、いざ、馬券生活者になって、競馬だけで生活するということを考えた場合、ボクの考えは、結論からまず言うと、
競馬だけで生活するというのは、相当な競馬に対するメンタル力と自己管理能力を持ち合わせないと無理。ほとんど人が無理ゲーだと思う。長期的な視点からみても相当厳しい。だけど、他の収入源で生活費を稼ぎつつ、この道を模索するのもアリだと思う。
という考え。では、その理由を考えてみる。
Contents
- 1 長期的な視点から考える「競馬だけで生活」することが無理ゲーな理由。
- 1.1 01 競馬だけで生活するには、強い気持ちを持って、自己管理がきちんとできないと続けられない。
- 1.2 02 「今月〇〇万円稼がなければ」という思考は、下手をすると競馬をする上で命取り。
- 1.3 03 日々の生活費を稼ごうと、焦って、勝負するレースが増えると、「大数の法則」に呑まれる可能性がある。
- 1.4 04 競馬だけで生活しようとした時に、不調・連敗が続く自分に耐えられるか?
- 1.5 05 好調時に、謙虚なメンタルをキープできるか?
- 1.6 06 競馬だけで生活するとなると、毎週毎週、ガチな勝負を求めれ、土日に遊びに行くことなどできない。
- 1.7 07 もし、競馬の予想配信を始めたら、馬券が外れた時のク〇コメ批判に耐えられるか?
- 2 競馬だけで生活することの圧倒的デメリット。
長期的な視点から考える「競馬だけで生活」することが無理ゲーな理由。
ボクが、もし馬券生活者になって、競馬だけで生活するというのは、無理ゲーだなと思う理由を挙げてみる。
- 「競馬で生計を立てる」という強い気持ちを持って、自己管理がきちんとできないと続けられない。自分に甘いヤツはNG。
- 「今月〇〇万円稼がなければ」という思考になり、焦って負けてしまう。稼げない。
- 稼ごうとする気持ちが先走ると、勝負レースの手数が多くなってしまいがちになり、「大数」の法則に呑まれる。
- 不調時の自分に耐えられるか?
- 逆に調子が良いと浮かて、足元すくわれないか?
- 毎週毎週、負けが許されないリアルな勝負が求められ(土日にぶっ通しで遊びに行くことなんかできない)、生活がただただ辛くなる。
- もし、競馬の予想配信を始めたら、馬券が外れた時のク〇コメ批判に耐えられるか?
では、これらについて考えてみる。
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01 競馬だけで生活するには、強い気持ちを持って、自己管理がきちんとできないと続けられない。
まず、これがないと、長いスパンで続けることは絶対にできないと思う。
中央競馬で勝負するなら土曜日、日曜日が仕事の時。それ以外の時間は、フリーになる。

このフリーの時間をどう使うか。ここが馬券生活を続けられるかどうかの分かれ道になる。
自由時間が多いからといって、ダラダラとネットサーフィンをSNSをしたり、

昼からお酒を飲むような生活が習慣付いては、どうにもならない。

(きちんと仕事を終えての晩酌ならいいが、昼間のダラダラ飲みはNGでしょう。)
サラリーマン生活より仕事に充てる時間は圧倒的に短くなるが、サラリーマンの時のように、強制的に「〇時までに出社しなければいけない」、「〇〇をしなければいけない」、上司やクライアントからアプローチがあり対応しなければならない、などのマスト行動は希薄になるので、競馬の研究、予想作業や馬券購入する時間以外の自由時間を、きちんとコントロールできる能力がないといけない。
昼呑みするとか、テレビ見まくるとか、ネットサーフィンしすぎるとか、時間を浪費してしまう人間にはなかなか難しいことだと思う。
地方競馬(南関東競馬)もやるとなれば、平日も「仕事」になるわだけど、それでも自由時間は多いので、何にせよ、強い気持ちをもって、自分自身を、自分の時間をコントロールする意識は必要になる。
02 「今月〇〇万円稼がなければ」という思考は、下手をすると競馬をする上で命取り。
ボクが競馬でミスを犯す一つの考えとして、
「今週は、〇万円稼がなければ・・・」という思考がある。
この思考をもって、競馬で勝てたためしは、ボクにはない。
競馬だけで生活するとなると、この思考が必ずや出てくるのではなかろうか。
月のはじめの段階で目的が達成されるのなら良い。しかし、月の半ばでも必要額がクリアできなかったら、「〇〇万円稼がなければというのは・・・」という思考は、焦りになって、下手をすると、競馬をする上で命取りにもなりかねない。
言うなれば、毎週毎週ノルマを課せられる営業部員と何ら変わらない。
毎週まではいかないにせよ、毎月のノルマをきちんと達成できる、そんな強いメンタルを持てるかということだと思う。
03 日々の生活費を稼ごうと、焦って、勝負するレースが増えると、「大数の法則」に呑まれる可能性がある。
02の話題と連動するが、「〇〇万円稼がなければならない」という気持ちが先走ったり、日々の生活費を稼ごうとすると、どうしても勝負レースが多くなりがちになることも考えられる。
そうなると、競馬の控除率(設定払戻率)に近づく行動となり、

俗に言う「大数の法則」に呑まれる危険性がある。
例えば、単勝馬券のみで勝負していたとして、
<自分で厳選した10レースでの勝負>
成績5勝5敗 利益額300,000円 回収率150%
の結果が、勝負レースを増やしたことによって
<20レースでの勝負>
成績8勝12敗 利益額150,000円 回収率110%
になるというように、勝負するレース数が増えた分、控除率(単勝の場合であれば80%)に近づく結果となり、その結果、利益額を減らしてしまうおそれがある。
頭の中では「厳選した」レースだけで勝負すべきとはわかっているものの、いざ、「稼がなければいけない」という思考が先走ってしまうと、予定外のレースで勝負することにもなり、そのことが結果的に利益額、馬券での儲け額を少なくすることも十分あり得るわけで。
ちなみに、ボクが過去にブログで見た「リアルプロ」(ガチの馬券師)の人は、
本当のプロは、勝負レースを厳選するなんてことはしない。
勝つパターンが決まっているので、勝負するレースが多ければ多いほど、儲ける額も多くなる。だから、2場開催はつまらない。3場開催で36レースやって、そこで儲けを出すのがプロ。
と語っていたけど、これくらいの馬券力があれば、その心配はないんだけどね。
04 競馬だけで生活しようとした時に、不調・連敗が続く自分に耐えられるか?
年間52週、毎週のように競馬をしていると、調子のいい時と悪い時があると思う。
ボクも月に30万円以上勝つ時もあれば、逆に月に20万円以上負ける時もある。
負けが続き、4か月で60万円負けたりすると、もう現実逃避したくなる。

勝っている時ならもちろんいいが、負けが続く時、競馬だけが収入源となると、本当につらいと思う。
営業部員のように、毎週毎週稼がなければならないノルマを課せられ、その上、頼みの競馬で連敗が続いた時、メチャメチャつらくなりませんか?
そんな自分に耐えられますか?ということ。
そのためにも自己管理する力が非常に重要になる。
05 好調時に、謙虚なメンタルをキープできるか?
自己管理の必要性で挙げれば、好調時におけるメンタル面も重要だ。
ボクなんか、馬券で連勝が続くと、「今週もイケるかな」なんて、浮ついた気持ちになってしまう。
大当たりを引いた(10万円以上の払い戻しを受けた)後のレースでは、必ず浮足立ってしまって、大雑把な馬券の買い方をして、馬券を外してしまい、せっかくの馬券の利益を溶かしてしまう、なんてことはよくある。
また、競馬で勝った日の夜なんかは、景気良く使いたくなる口。(苦笑)

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まではいかないけど、女性がいるところへ行きたくもなるし、贅沢なものを食べたり、服を買ったりしてしまいがちになるので、そのあたりの財布の締め方も重要になる。
競馬で稼いだ後のお金の使い方。
競馬での使い方もそうだし、競馬後の使い方もそうだし、そのあたりも十分に自己管理することが求められる。
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06 競馬だけで生活するとなると、毎週毎週、ガチな勝負を求めれ、土日に遊びに行くことなどできない。
独身ならまだしも、家族がいる人にとっては、ある意味、ここがネックになる人がいるかもしれない。

ボクも、妻は平日働き、土日休みなので、
土日は部屋に籠って、朝6時頃から夕方4時30分まで競馬に集中!
という環境はできない。
(それでも、競馬しやすい環境が作れているので、そこは妻に大変感謝☆)
南関東競馬でも勝負する人ならまだしも、中央競馬のみを主戦場とする人にとって、月に限りある土日の勝負機会を1日でも減らすことはできないでしょう。
家族からの誘い、または友人からの誘いも含め、「競馬があるから行けない」と、全ての誘いを断つ。いや、断たないまではいかないにせよ、ある程度の線引きをすることが求められる。

まぁ、馬券生活者でなくても、競馬にドッポリ・・・という人もいるので、そういう人にとっては、まったくノー問題な問題なわけだけど。
07 もし、競馬の予想配信を始めたら、馬券が外れた時のク〇コメ批判に耐えられるか?
これは、ちょっと番外編的な要素となるけど、競馬だけで生活しようとすると、自分の予想を有料で配信することを考えると思う。
ボクなら絶対に思う。こう書くといやらしいが、多少競馬での収益が少なくても、予想配信である程度の安定した収入が入るのであれば、それは馬券勝負においても、プラスに作用される部分もある。
しかし、自分の予想を有料で配信するというのは、大きいデメリットもある。
これは、あくまでボクが思うデメリットであるが、
- 有料配信すると、ある程度のレース数を配信することになり、自分の本来の勝負パターンではないレースでも予想せざるを得なくなる。
- 配信したレースで、馬券を買わない。つまり、エアー馬券だと「なんだよ、買ってないのかよ」と叩かれ、馬券を買ったら、買ったで外れて、本来の調子を崩すきっかけになりかねない。
- ②と共通するが、配信レースの予想を当てることと、稼ぐことが混同してしまい(予想を当てることと、稼ぐことはイコールではない)、自分の馬券スタイルを崩すことになりかねない。
- そもそもすべてのレースを的中させる芸当なんて不可能であるが、予想が外れたら、必ず批判的コメントが入るので、1年を通じて、その批判に耐えられるか。
などあるが、一番精神的に堪えてしまうのは、やはり②と④のコメントだろう。
特に馬券が外れた時のコメントは、1回くらいならまだしも、何回も何十回もあって、さらにアンチのク〇コメが連発した時は、本当にイヤになりそう。

今、リアルプロでやっている人などは、自分のスタイルを決して崩さなかったり、批判的なコメントを受けたとしても、精神的にブレない強さがあると思うんだけど、
もし、
馬券生活者になる ⇒ 馬券だけだと心もとないし、新たなビジネスチャンスとして、予想配信したい ⇒ 有料で予想配信する
となると、上記のようなデメリットを体験することにはなるでしょう。
ちなみに、ボクは体験しました。(苦笑)
https://baken-blog.net/keiba-baken/%e3%80%90%e6%9c%89%e6%96%99%e5%8b%a7%e8%aa%98%e3%81%a7%e3%81%af%e3%81%aa%e3%81%84%e3%80%91%e8%89%af%e3%81%84%e7%ab%b6%e9%a6%ac%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b0%e3%81%a8%e3%81%af%e3%80%81%e3%81%a9%e3%81%86
以上のような誘惑とかノルマとかクリアして、何というか、試練というか、乗り越えなければいけない壁もあるし、そういったのを毎週のようにクリアしなければいけないと思うと、ボクのようなサルには無理ゲーだなと思うところです。
競馬だけで生活することの圧倒的デメリット。
競馬だけで生活するにクリアしなければならないことは色々とあるけど、次に競馬だけで生活することのデメリットを考えてみる。
やはり、これになるだろう。
- 社会的信用が圧倒的に低い。
- 家族からの理解が得られない。
「競馬だけで生活」は、社会的信用度がなきに等しい。
「競馬だけで生活している」なんて言えたら、ネット上では称賛かもしれない。(少なくともボクは称賛する。)
しかし、日常生活で、はじめての人と名刺交換などして、「私は競馬だけで生活をしているんですよ。」と話しても、
おそらく9割以上の人に「え?なにこの人(怪しい)」とか「大丈夫?」と思われてしまうだろう。(別に名刺交換する時、そんなこと言わなくても言いっちゃいいのだが。)
実際、ボクも今も付き合いのある弁護士の先生との初対面の時に「馬券師」を名乗ったが、やはり、怪しく思われ、今でも会った時は必ず「あの時は本当に怪しかった」と言われる。
もし、話した相手の方がご年配なら
「ギャンブルばっかりしてないで、きちんと働きなさい!」
と言われるかもしれない。
中には「社会のクズ」扱いするような人もいると思う。
競馬だけで生活する人間に対する社会的信用度は、なきに等しいと思う。
これはフリーランスの人と共通すると思うが、会社に属さないことで、銀行口座、クレジットカード、ローン、アパート・マンションなどの賃貸契約の審査は厳しいと思う。

契約者の「経済的な安定性」を審査される際、馬券生活者というのは、確実に不利になる。そういう意味からも競馬だけで生活する人間に対する社会的信用度は、なきに等しいということを認識しなければならないだろう。(ボクは尊敬するけど、社会的には・・・)
あなたがもし、不動産の貸主で、マンションの契約をする場合、
「馬券生活者です」という人と契約したいと思いますか?
そういうことだと思う。
「競馬だけで生活」で、家族は、理解してくれるか。
ボクは毎週のように競馬をやっているけど、妻は優しく見守って「やめなさい」とかは言わない。(前は旅行中にオッズが気になって仕方なくて、京都のお寺でスマホいじって、怒られたこともあったけど)
ボクのように、毎週毎週競馬をやることを家族が理解してくれたとしても、
いざ、リストラされて、
「これからは競馬だけで生きていくよ」とカッコよくセリフを吐いたとしても、
おそらく、いや、確実に
それだけは絶対にやめて!働いて。
と言われるだろう。

いくら本気になって説明して、仮に、事業計画書のように、自分の馬券戦略を説明し、成績の良い馬券収支表を出したところでも、納得してくれる見込みは、ほぼないに等しいと思う。
競馬をやるのはいいから、他でも働いて。と確実に言われるだろうし、これはうちだけではなく、「え?馬券だけで生活?いいよ」と理解を示してくれる人なんて、ほとんどいないと思う。いても、本当にごくごく少数だろう。
ボクの場合、
競馬ブログでこれだけ稼げているから、ひとまず、これをやらさせて。(ダメなら働くから)
と言えるようになりたいけど。

「競馬だけで生活」には、保障もまったくないし、万が一病気にでもなってしまおうものなら、その期間は収入がゼロになるわけだから、本当にシビアな生活環境だと思う。
20代ならまだしも、40半ば過ぎるとけっこうリアル。病気になるとか。
今回、もし、ボクが馬券生活者になろうとして、なるためにはこれだけのことをクリアしなければならないな、いやぁ、これは無理ゲーだな~と思うところを書いてみたけど、ただ、
馬券生活者になれるレベルは目指したいところ。
競馬だけで生活というのは、かなりシビアだけど、それでももし、本当にリストラになったら、他で収入源を得ながら、チャレンジしたい気持ちもある。
馬券生活者になったことによるメリットなど、サルの妄想的なことも次回以降の記事で書いてみたいと思います。

お読みいただきまして、ありがとうございました。