競馬をする上で、馬券の買い方は、毎レース決まっていますか?
例えば、基本的には馬連6点ほどとか、単複(単勝・複勝)1点とか、3連単軸2頭マルチ30点とか。
私の場合は、基本的な購入パターンを決めているのですが、やはりまだ悩んでしまいますね。
いったん「これで決めた!」と自分の馬券パターンを決めたと思っても、月に20万円以上負けることもあるし、トータル収支でマイナスになっている以上は、買い方が間違っているわけで、どの券種で馬券を買うべきなのか、買ったら自分のスタイルにマッチするのか模索しています。
手堅くいきたい、でも、それなりの配当も得たいという欲求もある中で、その折り合いをどう付けるか難しいと感じつつも、でも、これを考えるのが案外楽しかったりも。
そのようなわけで、今日は、私が馬券の買い方で悩む券種について書いてみようと思います。
Contents
1.複勝馬券で手持ちの金を倍にするという発想。
的中率を高く確保するのであれば、一番有利な券種は、複勝馬券でしょう。
選んだ馬が1着・2着・3着のいずれかに入れば払い戻しを得られる馬券ですが、とはいえ、的中率を高くする可能性はありながら、払い戻し額が他の券種に比べて少ないです。これが最大のネックでしょう。

単勝オッズ1倍台(1.9倍まで)の「鉄板」級の1番人気の馬なら、複勝オッズは1.1倍~1.3倍ほどでしょうし、単勝オッズ2.5倍前後の1番人気でも、MAXで複勝オッズは1.5倍くらいと思います。
これが倍くらい、複勝オッズで3倍くらい付けば、言うことはないのですが、さすがにそのようなことはなく(それが、俗に言う競馬の期待値というか、JRAが設定した設定払戻率なのですが。)、いい具合に低いオッズになっています。
高い的中率を目指して、確実に3着までには入りそうな馬の複勝馬券を購入して、実際に、1着に来る、2着に入ったとなっても、その払い戻しは、1.1倍~1.5倍くらいでしょう。
100万円くらいの金額で馬券購入すれば、的中して10万円から50万円の利益となりますが、1万円の購入金額だと、1,000円なり5,000円くらいの払い戻しとなります。
これをどう考えるかですね。
普通に物足りないと感じる一方で、「馬券で勝つために欲をかかない」という視点に立って考えると、配当、払戻金額の多少に着目するよりも、1円でも多くお金が戻ってくることに重点を置いて、それでよしと思った方がいいのではないかと考える自分もいます。
だからといって、複勝馬券は、簡単なわけではないです。
今の私の検討作業で導き出した軸馬の複勝率は、30%~40前後ですが、これをもう少し手堅い馬、普段は選ばない単勝2.0倍~2.9倍の1番人気馬を取り込んだとしても、今の私なら、的中率を上げるのはせめて20%くらいだと考えます。60%。本当は、80%くらいまでいきたいところですが。
このブログをはじめてから、私が選択している軸馬の複勝オッズは、だいたい1.5倍から2.3倍ほどですが(単勝オッズ3.2倍以上の1番人気から単勝オッズ10.0倍未満の5番人気までを選択している)、的中率を上げるために単勝2倍台の1番人気まで取り込むと、その分オッズは低くなるわけで、例えば、的中率60%、的中時の平均払戻オッズを1.6倍とすると、このようなシュミレーションとなるわけです。
1レース1万円の馬券購入で、6レース的中し、そのすべてのレースの払い戻しオッズが1.6倍だったとした場合。
総馬券購入金額:10万円(1レース1万円×10レース)
総払戻金額:9万6千円(1.6万円の払い戻し×6レース)
収支:マイナス4,000円
となるわけです。複勝オッズ1.6倍という、それなりの数字(ある意味、高いという意味)であり、かつ、的中率60%なのに、マイナスになってしまうという馬券。※的中率を上げようと複数の馬の複勝馬券を購入した場合、よりマイナスの金額が広がるのは言うまでもありません。複勝オッズの高い人気薄の馬でない限り、人気馬で勝負するとマイナスになる。
本当は、「欲をかかないために」、
競馬をやっている時間、好配当を狙って「下手なスケベ心を出さないようにするために」、
複勝で勝負することも考えるわけですが、払い戻しの天井が低いのが最大のネックですね。
しかしながら、常に私の脳裏に出てくるのが、私が師匠と慕っている名人の、この言葉。
「手持ちの金が毎回2倍になれば、それで十分でしょ?2倍にするには複勝や単勝が一番確実だあ。連(馬連、3連複)ってのは、どっちかコケちゃったらダメなんだから。何よりオケラになっちゃあ絶っ対にダメだし。」
「馬券はね、とにかく当てなきゃダメなんだぁ。だって、競馬ってのは金の獲り合いしてんだから。当てたヤツしか払い戻しを受ける権利はねぇし。」
この言葉、常に響くわけです。
時折、手持ちの資金3万円を10万円にしたい(3.3倍)、20万円にしたい(6.6倍)と、欲張って考えてしまうところがあるわけですが、手持ちの資金が倍になることをベストとして考えると、やはりこの複勝という馬券の買い方は、無視できないところがあります。
それなら多少、払い戻しオッズを高めるように軸馬の選定を変え、的中率を10%下げて、
平均の払い戻しオッズを0.3倍上げて、1.8倍にしたとしても、上記のシュミレーションだと、10レースやって9万円の払い戻しまで(的中5レース×1.8万円の払い戻し)となるわけで、マイナス1万円となり、プラスにはならないわけです。
マイナスが1万円に留まるということに着目すると、負け額が少なくていいということになりますが、勝つことに主眼を置いて考えると、プラスにするためには、もう少し的中率を高めるか、払い戻しのオッズを高めるしかありません。
では、どのようにすべきかというところで、次の馬券になるわけですが、
2.単勝と複勝の併用馬券でリターンを得つつ、損失の軽減対策もする。
単勝と複勝をミックスする。ということも考えています。
例えば、馬連や3連複、3連単馬券だと、1着は当たっていたのに2着は買っていなかったとか、2着と3着が逆だったら当たっていたとか
片方は当たっていたのに、もう片方が・・・ということで惜しくも馬券をハズしてしまって、その価値を「ゼロ」にしてしまうことはよくあることだと思います。名人の言葉を借りれば、「連(馬連、3連複)ってのは、どっちかコケたらダメなんだから」ということになるわけですが、それに比べて、複勝馬券は、少なくとも購入した馬が3着以内に入れば少なくとも払い戻しがゼロになることはないわけで、その点で損失額を減らす要素を持っています。
少なくとも買い目がムダになることはないわけです。
馬連だと、例えば、
1-3、1-4、1-7、1-12と4点購入して、1-7で当たったとなれば、残りの3点の馬券はムダとなってしまいますが、単勝馬券や複勝馬券は、(1点の買い目であれば)的中した時、他の買い目が無駄になることはありません。
馬連と単勝・複勝の払い戻しオッズを比較すると、基本的には馬連オッズの数値が高いので、この理論は的外れだろと言われるかもしれませんが、この「余計な馬券を買っている」行為が競馬の収支では長期的に響くと考えているので、その点単勝と複勝馬券というのは有効と考えることができます。
また、払戻率も
◆単勝・複勝と枠連・馬連・ワイドでは2.5%の差
◆単勝・複勝と馬単・3連複とでは5.0%の差
◆単勝・複勝と3連単とでは7.5%の差
があります。
JRAの払戻率は、こちらから。
2018年における私の馬券購入額は、199万8200円なので約200万円として、当時の3連複、3連単主体の馬券との比較で考えると、
<馬単・3連複との払戻率との比較>
200万円×5.0%=100,000円
<3連単の払戻率との比較>
200万円×7.5%=150,000円
ザックリと、年間ベースで、10万円から15万円ほど期待値が違うわけです。
年間で10万円のプラスの人は20万円になるかもしれず、マイナス10万円だった人は、プラスマイナスゼロだったかもしれないというわけです。
3連単は時として、20万馬券とか30万馬券とか破壊力のある高配当の馬券を的中させることもあるかもしれないので、必ずしもこの通りにはならないかもしれませんが、年間で200レース以上購入するのであれば、これくらいの差が最初から出ていると考えた方が良いのかもしれず、そう考えると、1日あたりの儲け額は、そんなに大きくないが、長期的な視点で考えると「連」の馬券である馬連・3連複、さらには馬単・3連単より、いい馬券と考えることもできます。
ちなみに、私は3年くらいまで単勝・複勝馬券には比較的否定的な考えを持っていましたが、実際の自分の成績と長期的な馬券視点の考え方によって、その考えも変わってきています。
先日のオークスで、このような馬券を買いました。

ガンバレ馬券。つまり、単勝馬券と複勝馬券を均等に買うというもの。
1レースの馬券購入資金が1万円なら
単勝馬券に5千円、複勝馬券に5千円。
これで単勝5倍前後の馬を選択して、馬券を買う。
仮に単勝の配当が5.0倍、複勝の配当が1.8倍だとすると、
単勝払戻金額:5千円×5.0倍=25,000円
複勝払戻金額:5千円×1.8倍= 9,000円
総払戻金額:34,000円
収支:プラス24,000円(3.4倍のリターン)
となります。
複勝のみで10,000円馬券を購入し、払い戻しオッズ1.8倍の馬券が的中しても、18,000円の払い戻しとなり、収支はプラス8,000円ですが、単勝を的中させた場合のリターンは、やはり魅力的と言えます。
そうは言っても、単勝馬券を的中させるのも難しいわけですが、それでも、複勝馬券の的中だけでも利益は出ないものの、上記のように5千円×1.8倍のリターンがあればマイナス1,000円で抑えられるので、その点損失額を減らす、少なくとも「連」の馬券を買って、片方が外れてゼロになることはないので、有用な馬券といえるでしょう。
実際の購入は、単勝オッズ4倍以上・複勝オッズ1.6倍以上というフィルターをかけて、その条件に該当し、かつ、勝負気配のある馬のみを絞って馬券購入するということを考えています。
3.3連複馬券で好配当をGET!
2018年における私の馬券勝負で、好配当を得たパターンは、3連複の的中があります。
15点程度の3連複馬券で、3万円から7万円の好配当を当てることが度々あり、私の中のストロングポイントとなっていました。大きく利益を出すにはやはり、この馬券も私として外すことができない馬券です。

また、複勝のリターンは、私が軸馬にする条件だと、MAXで複勝オッズ2.8倍くらいまでで、10倍以上になる馬、つまり単勝人気でいうと、2ケタ人気馬(10番人気~18番人気)を軸馬にすることはできないので、単勝・複勝併用馬券で5千円ずつ購入したとして、複勝馬券のみ馬券が当たり、その配当が2.8倍だとしたら、14,000円までの払い戻しが天井となるので、それであれば、複勝馬券の代わりに3連複馬券を活用するという手段もあると思います。ただし、その際、ヒモ抜け(フォーメーションの2頭目、3頭目が抜けるなど)がないようにある程度、多点買いをしなければいけませんが。
4.3連単でさらなる好配当をGET!
欲を言えば、個人的に一番買いたい馬券は、3連単です。やはり、配当の高さは魅力です。
一時期、毎週のように、このような馬券を獲っていた時期もありますが、




この当時は、150点以上の多点買いをしていたため、上の画像のようなデカイ払い戻しを得たとしても、馬券購入も4,5万円入れていたので、利益額は、5万円ほどでしたが、それでも配当の高さは魅力的です。
年間を通じて、馬券で勝つためには、毎週毎週勝つことを考えるのではなく、どこかのポイントで3連単で高配当を得るという戦略でもアリと思います。
年間の的中率は20%ほど。
プラス収支は18万円。
そのプラス収支の要因となったのは、3月18日の3連単18万円の払い戻し。のように。
年間52週の中で、どれかの週で、このような高額配当が得られるような網だけは仕掛けつつ、毎週の馬券勝負はトントンでの攻防を意識するというのもいいかもしれません。
3連単を買う注意点としては、私の経験上、あまり点数を広げすぎないこと。
私も何回か、3連単300点以上の買い方をしたことがありますが、点数を広げて馬券を購入しても、外れるとその損失はダイレクトに響くので(これは3連単に限る話ではないですが)できる限り、点数を絞った上で、3連単のゾーンを狙う。私、300倍~1200倍あたりのゾーンを狙っていますが、毎週のようには難しいですが、ところどころ3連単での好配当を得て、1年間の収支を良くしていきたいものです。