今日読んだ書籍の中で、「人生はトレードオフ」、選択の連続なのだ。
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と書かれているところがありました。
トレードオフとは、何かを得れば何かを失うということを意味しているわけで、その選択の先には、得ることもある反面、失うこともあるということを指しています。
働くことによって、得るものと、失うもの。
というと、例えば、働くことによってお金は得るけど、時間は失うということになります。一時期の私のようなセブンイレブン(7時に職場へ行き、11時には退社するような生活)のような生活を続けると、残業代は得るけど、家族との時間や自分の余暇、自己投資の時間など失うことになりますよね。(残業代出るだけでもありがたいですけど。)
もちろん、得るものはお金だけではありません。職場の同僚とか、コミュニケーション能力とか、そもそもの働く能力、稼ぐ能力とか得るものも多いでしょう。一方で、確実に自分の自由な時間は失われることになります。
結婚をすると、
伴侶や旦那様は自分の隣にいてくれますが、反面、自分の自由な時間、特に異性と接する時間は確実に失われます。下手をすると、一生、その自由な時間は奪われ、もし、それ(不倫や浮気)をやってしまったら、弾劾されることになります。
お酒を飲むと、
一時的な快楽や楽しさは得られますが、翌日以降失うものは確実に出てきます。翌日の体のダルさ、二日酔いによるパフォーマンス低下、毎日飲み続けると長年の蓄積によって通風になったり、肝機能の異常など出ますね。
逆に、何か失っても・・・そこから得られたものも、後になって出てくるというのも人様の失敗談を聞くと、よく聞く話です。
だから、失敗して何かを失っても、前向きな視点を持っていれば、得られるものは必ずあるということも言えます。
何かを得ることができれば何かを失う。その逆もまたしかり。
人生は、まさにトレードオフ。
競馬をやるのもトレードオフということ。
競馬に置き換えて考えてみると、どうでしょうか。
私は、ブログを開設してから20万円近い金額を馬券で失っていますが、でも、もしかしたら、ここからV字回復するかもしれないし、そこでの失敗は、今後の自分の人生に活かせるかもしれないし、よりよい馬券術が目覚めるかもしれない。そう考えると「必要な敗北」ではないかと、前向きに考える自分もいます。
そうはいっても、選択ということでいえば、いざ、競馬、馬券勝負に関しては、常に頭を悩ましてしまっています。
競馬の場合は、
・1日の競馬資金、1レースの馬券購入額を決める。
・どのレースで勝負するか決める。
・どの馬券(券種)で勝負するか決める。
・軸馬をどうするか決める。
・ヒモ馬を決める。
・どのタイミングで購入するか決める。
・どの予想家の予想を参考にするか決める。
・陣営のコメントで気配が強いかどうか決める。
など、たくさん決めることがあり、さらに、決めるにあたって、複数の選択肢があります。
レースを選ぶにも午前中のレース(第1レースから第5レース)もあれば、半ばのレース(第6レースから第8レース)もあるし、メインレースをはじめとした後半戦のレースもある。1開催場でいけば12レースある中で、どのレースを選択するか。
「俺はメインレースしかやらんわ」という人も多いでしょう。それでも、どの馬を軸馬にするか、ヒモ馬(相手の馬)はどうするか、多い選択肢の中で自分の意思を決定し、そして、馬券購入(PATによる投票含め)という方で、その決定を実行することになります。
競馬では、如何に選択をスパッと決めるかが勝負の分かれ目。
競馬は、「選択すること」の連続ですから、どのレースを選択するか迷い、軸馬の選択でも迷い、実際に勝負するか・しないかでも迷います。その過程で、自分の気持ちの中でGOサインが出て、はじめて馬券購入という行動に至るわけです。
惰性で勝負してしまうときもありますが、それでも事前に、どのレースをTRYしようか考えて、これで勝負しよう!と思っていても、いざ馬券購入する前に、「実際に勝負するか・しないか」で迷いますよね。
競馬をする、馬券を購入するというのは、プラスになるか、マイナスになるかの勝負をしているわけですが、馬券を買わなければ少なくともマイナスになることはありません。
的中率30%ぐらいなら、確率的に3:7の割合で、1割上げても4:6の確率でマイナス側に転がるわけですから、馬券購入をうまく回避して、マイナスを減らすというのは、有効な手立てだと思います。
「ケン」・・・馬券勝負を回避することも時として必要。
上野誠さんから言わせると、ケンも一つの馬券ということになるんだろうと思います。
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とはいえ、「勝負をしなければ」勝てないことは言うまでもありません。
当たり前の話ですが、馬券を買わなければ負けることはありませんが、勝つこともないわけです。
そこの見極めが本当に難しい。
自分の中での根拠付けをしっかり持つ。
もちろん、不的中になったら、その根拠は揺らぐかもしれませんが、ノー根拠の惰性で馬券購入するよりは、自分の中での根拠をもって購入するが、「長期的な視点で見て」100倍いいような気がしています。
毎週毎週、毎回毎回、馬券勝負では迷うけど、投票ボタンを押す際には、自分なりの根拠をもって。
馬券が外れた時が心の揺れるし、弱気にもなるけど、取り戻したい気持ちは、ほどほどに抑え、冷静に、かつ、楽しみながら自分の根拠を基にスパッと選択する。
その選択ができなかったら、仮に買い逃したケースであっても(しかもやっていたら、大当たりしていたというケースであっても)納得できるのではないか、と考えております。
見送る技術、決める技術、結果を受け止める技術。
この3つの技術を高めていきたいですね。
・人生は、トレードオフで、何かを得れば何かを失う。
・トレードオフということは選択の連続ということ。
・競馬でも選択肢はたくさんあり、いかにいい選択をしていくかということが競馬で勝つための分かれ道。
・スパッと決める決断力は非常に重要。
・そのためには、自分の中でしっかり根拠を持った馬券を買うべき。
・見送る、決める、結果を受け止めるのも技術。